2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
皆さんは臨床の中で運動療法を処方されると 息切れや顔が紅潮する患者様を見たことがあると思います。 これらは運動に伴って体表に現れる症状として フィジカルサインと呼ばれますが、 そのほかにもチアノーゼ症状やばち状指、動悸や息切れなどの 症状がみら…
栄養学とは食事や食品、その成分である栄養素がどのように生物の中で利用され、どのように影響しているかを研究する、栄養に関する学問です。 高齢者のリハビリでも栄養を管理することでリハビリの効果を高めることはできるのです。その理由について解説しま…
学生さんや若い療法士の方々から、 「肩関節周囲炎患者のリハビリは難しい」という声をよく耳にします。 臨床において肩関節疾患は痛みが慢性化している方や 急激な痛みに耐えかねて動かせないという方が多い印象を受けます。 その要因の1つとして、 肩関節…
最近のインターネットはとても高度になってきていて 様々なことができるようになってきていますね。 例えば海外の論文もGoogleで翻訳機能に全文をコピペするだけで、 だいたい言いたいことが理解できたりします。 実際その内容をSNSに投稿されている先生方も…
股関節疾患のリハビリは新人職員がよく担当する疾患だと思います。 しかし、術後のデュシャンヌ兆候や股関節の鼡径部など 問題を呈する症例はとても多いと思います。 このような症状に対してあなたはどのように治療を進めますか? 今日は変形性股関節症の症…
心臓リハビリテーションにおいても、生活習慣病をいかに維持改善するかが重要な課題です。生活習慣病の中でも合併症が多く生命予後との関連も強いのは糖尿病です。外来心臓リハビリテーションが慢性腎臓病(CKD)に対してどの程度の効果があるのかを検討した…
回復期でのリハビリは比較的状態が安定していると思われているセラピストも少なくありません。 私は回復期・維持期→急性期→訪問と経験してきましたので思うことがあります。 それは「回復期はリスク管理が難しい」ということです。 急性期のほうが状態は不安…
患者様の日常生活をいかに安全に行えるようにするのかを考える これが作業療法の根底にあります。 我々セラピストは、病院で勤務している中では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と職種は分かれていますが、それぞれが患者様の日常生活を想定して リハビリ…
先日、患者様のご家族様が病院で撮影してきた脳画像を見せてくださいました。 しかし、在宅ではなかなか脳画像を見る機会はないので、 自分が思っていたよりも知識がさびついているのを実感しました。 脳画像の勉強は1度は学んでおきたいところですが、 なか…
感覚入力は患者様の目と耳に対して適切なフィードバックを提供していかなければいけません。 そして、感覚入力においてこの、「患者様が何を考え、感じているのか」ということがとても重要なのですが、 我々の感じていることと、患者様が感じていることは全…
サルコペニア、最近よく耳にするワードですよね? サルコペニアとは加齢に伴う筋肉量の減少や筋力低下を意味します。 国際疾病分類に登録されている紛れもない疾患です。 当然ながら加齢に伴いその患者数は増加していきますので、 超高齢社会である日本には…
起居動作とは、寝返り・起き上がりのことですが、 意外と起居動作の重要性から目をそらしてしまうということはありませんか? 体幹の回旋動作を獲得するうえで、背臥位から側臥位に移行するこの時期は、 支持基底面の変化に伴って重心を変化させる重要な動き…
腰痛で悩んでいる患者様は非常に多いですよね。 肩こりと腰痛は国民病として最も多く抱える悩みとなっています。 そんな腰痛は一時的に痛みを緩和させることができても、すぐに再発してしまいます。 腰痛こそ姿勢にアプローチしないと改善させることが難しい…
急性期のリハビリはちょっと怖くて自信がないな。 整形外科疾患ならまだしも、呼吸器や循環器の急性期なんて 少し間違えたら患者さんが死んでしまう可能性がある。 そんなの怖くて、担当なんてしたくない。 でも、実際に担当することになったらどうしよう。 …
毎朝更新エポックブログです。弊社の自費訪問リハビリやリハビリセミナーなどのお得な情報やリハビリテーションにまつわるトレンド記事をお伝えします。通勤時間などのスキマ時間にどうぞ!
本来、理学療法士や作業療法士として仕事をしていると 様々な疾患に触れる機会は多いと思いますが 整形外科のクリニックのみでしか働いた事がないセラピストの場合は 経験する疾患は非常に限られてくる傾向にありますよね。 そして、ほとんどの患者様は 自分…
あなたは臨床の中で脳画像を見る機会はありますか? 急性期であれば、発症から間もないために病院ではMRIやCT、MRAなど様々な画像所見を見る機会はあるかもしれません。 しかしながら回復期、維持期、地域に移行すればするほど画像所見を確認する機会はなか…
神経難病と言えば多くの場合は進行性の疾患です。それは勿論、呼吸機能も例外ではありません。少しでも楽になって頂きたい…そのために日々呼吸機能へのアプローチを実施しているが変化が分からない…そして、神経難病の方への呼吸リハに苦手意識が出来るなん…
先日新規の患者様のご依頼をいただき、訪問リハビリにお伺いさせていただきました。 その患者様は肺気腫を既往歴としてお持ちの患者様で 誤嚥からの肺炎を併発されて寝たきりになられた患者様でした。 SpO2が91%しかないという状況で、 ご家族もどのように対…
急性期術後の患者様やICUの病棟において、 絶対安静を強いられる患者様はどのような状況にさらされているか あなたは理解していますか? 絶対安静は 肺胞気酸素分圧の低下 肺内シャントの増加 動脈血酸素分圧の低下 機能的残気量の低下 下側肺障害 これらの…
運動療法を行う上であなたはリスク管理を行っているはずですが あなたはリスクを恐れるあまり、適切な運動負荷をかけて運動療法ができていない可能性があります。 「自分は大丈夫」 そう思ったあなたは今一度、この記事を読んでみて 自分に問いかけてみてく…
首が痛い 腰が痛い 膝が痛い 肩が痛い 患者様の多くはどんな疾患であれ、どこかしらの痛みを抱えていますよね。 膝の変形や腰のヘルニアなどのように 画像所見で異常が見つかれば 原因も分かりやすく 必要に応じて手術をはじめとした治療ができるのですが そ…