クリニカルリーズニングという言葉、聞いたことありますか? 臨床推論とも言われますが、なんとなく分かるような分からないような… そこで本日は『リーズニング(リーズン)』に着目してみます。 大辞林さんに『リーズン』について聞いてみたところ・・・ 理由…
人間は恒温動物のため、体温は一定の範囲内で保たれています。 体温を一定の範囲内でためには様々な調節機構があり 暑い時には汗をかき、寒い時には震えるといった生理的な反応もあれば 冷暖房の器具を使用するといった 行動を起こすという反応もあります。 …
日本ではもちろんですが、世界的にも80歳以上の高齢者人口は増加しています。 それに伴って「サルコペニア」や「フレイル」といった 虚弱状態の高齢者が増えているということが問題になっています。 サルコペニアやフレイルは、運動不足もそうですが 身体を…
日本における心疾患の患者数は非常に多く、 厚生労働省によると、成人の死因の第1位は悪性新生物で、 その次に心疾患や老衰、脳血管疾患や肺炎が続きます。 心疾患とは、具体的には、 冠動脈疾患 脳血管疾患 高血圧性心疾患 不整脈 弁膜症 心筋症 心臓弁閉鎖…
訪問現場では外出機会を増やすために 歩行練習を外で行う機会があります。 高齢者の方々は日常的に外出機会が減ってきます。 今日もリハビリでちょっと長い距離を歩きませんか?と促してみましたが 「暑いから外に出たくない」 と話されていました。 最後に…
診療報酬上の実績指数・・・ 簡単に言うと、Functional Independence Measure(以下FIM)の点数の向上と入院日数の短縮によって 回復期リハビリ病棟の質の高さが評価されています。 このFIMの点数の向上をもって、対象者の能力が向上した… と、解釈されてい…
理学療法士・作業療法士にとって 脳卒中のリハビリは切っても切れないものです。 さて、そんな脳卒中のリハビリで若手セラピストが悩む内容としては 片麻痺患者様の動作分析がわからない 分析から考察するための思考過程を教えてほしい 装具療法の適応やその…
とある日に患者様から、ふくらはぎがから膝にかけて痛いというご相談を受けました。 ふくらはぎから膝にかけてと聞くと、下腿三頭筋や前脛骨筋の治療や、 脛腓関節のアライメント異常を思い浮かべると思います。 ですがその患者様の痛みは、足底筋膜へのアプ…
肺炎は日本人の死因第3位と言われています。 この病で亡くなる人は多く、そのほとんどは 誤嚥性肺炎と言われています。 私たちは、食べ物や飲み物を飲み込むとき、 無意識に嚥下していますが、意識したことは少ないと思います。 この「のどを上げたり下げた…
あなたの患者様はリハビリテーションに満足しているでしょうか? 「筋力も上がっているし、可動域も増えている。立ち上がりも歩行も安定しているし、満足しているに決まっている」 あなたがこのように思っているのであれ場注意が必要です。 なぜなら本当に患…
あなたは脳画像の読影に自信はありますか? 臨床では様々な患者様を担当する機会があると思います。 中でも多系統萎縮症や進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症など 神経難病に属する患者様を担当する機会もあるでしょう。 その方法をお伝えします。
皆さんは立ち上がり動作の治療ってどのように行っていますか? 患者様の立ち上がり動作って様々な方法があると思います。 手すりを持ってひきつけて立ち上がる ベッドを両手で押して立ち上がる 反動をつけて立ち上がる 低い椅子からだとなかなか立てない 様…
肩関節って難しいですよね・・・実は、肩関節の進化の歴史を紐解くことにより、繊細な機構であることが明らかとなります。我々は四足歩行から二足歩行へ移行し上肢が自由となりました。その結果、大きな可動域をもつ自由な腕を得たと言われています。 今回の…
いままで私は、上肢機能はOT、下肢機能はPTと分業している 回復期病院で働いていたこともあり、 なかなか上肢機能を見る機会はありませんでした。 ですが、回復期病院から急性期病院を経て、訪問分野で働いていますが、 訪問分野では上肢機能はおろか、嚥下…
患者様にマッサージを提供した際に、マッサージをしたところが痛くなったという経験をしたという患者様に出会ったことはありませんか? これは、筋肉に強い圧を加え過ぎた結果として起きる筋肉の炎症状態。 一般的に言われる「揉み返し」という現象です。 我…
洗濯物を取ろうと不意に腕を挙げると、肩が痛い! 後にある物を取ろうと手を伸ばすと痛い! 急に腕が挙がらなくなった! 患者様からよくこうした問題を訴えられることは少なくありません。 整形外科領域で働いているセラピストであれば、一度は診る機会があ…
年齢を重ねてくると様々な機能の低下や疾患のリスクが増えてきますが 代表的なものとして 高血圧や認知症があります。 そして、実はこの2つは関係があり、 血圧を正常範囲内でしっかりと管理できている人ほど 認知症になるリスクは低かったということが報告…
もしあなたが、臨床の中でこのような患者様を経験したときに、 どのようなことを考えますか? 呼吸回数が異常に多い 顔色が悪い 肩で息をしている ぜーぜー言っている 寝ているより座っているほうが息がしやすい 先日私も呼吸苦を訴える患者様を経験しました…
・循環器疾患 ・リスク管理 ・フィジカルアセスメント これらの言葉を聞いて 貴方はどう思いますか? 少しでも不安を持っているなら・・・ 臨床でリハビリを行うセラピストさんとして 重要かつ必須の知識が曖昧かもしれませんよ!
長時間、椅子に座るという行為は、どこもケガしていなくても しんどいものがありますよね。 我々が対応させていただいているEPoch Body+でも、 かなりのお客様が、肩こりや腰痛に悩まされておられます。 私自身も椅子に座っての作業が増え、 この年になって…
痰がなかなか切れない ベッド上で食事をとっていてよくむせこむ うまく排痰ができない ベッドサイドにリハビリに行くと、 こうした症状を呈する患者様を担当する機会は多いと思います。 これらは嚥下機能が低下していると一概には評価されますが そういう方…
患者様が転倒するときってどんな時だと思いますか? 病院で働いていて、人工股関節術後の患者様の受傷機転を確認すると 「歩いているときに転んでしまって」 と話されることがあると思います。 ですが、よくよく考えてみると、歩いているときに転ぶタイミン…