学生さんや若い療法士の方々から、
「肩関節周囲炎患者のリハビリは難しい」という声をよく耳にします。
臨床において肩関節疾患は痛みが慢性化している方や
急激な痛みに耐えかねて動かせないという方が多い印象を受けます。
その要因の1つとして、
肩関節複合体の運動が複雑で自由度が高く、
操作技術が難しいことが挙げられます。
また、治療対象となる責任組織や
病態を推察する手順が確立していないことも、
大きな要因ではないでしょうか?
今日は肩関節のリハビリで覚えておきたいことについて書いてみたいと思います。
肩関節のリハビリは全身を評価することから始めよう
肩関節のリハビリを担当するうえで、どうしても肩甲上腕関節にだけ着目し
全身をチェックするということをおろそかにしてしまうという若手セラピストを見受けます。
確かに、クリニックや整形外科では、時間に追われ肩関節のリハビリを待っている患者様は
仰向けで寝て待っているという状況もあり、はじめのうちは困惑するかもしれません。
しかし肩関節疾患は全身のアライメント異常から起こっていると私は推察します。
単関節ばかりに注目してしまうと、どうしてもリハビリ結果がうまくいかないということも、少なくありません。
そのため、どのようにリハビリで介入すれば改善が期待できるのかが
導き出ないまま運動療法を実施することになり、
リハビリ中も正常な運動軌跡から外れた
関節操作で痛みを出してしまい、
患者さんも療法士も困っている状態に
陥っていると考えられます。
全身を評価せず問題の原因がわからない状態で、
解決方法ばかりを探していても
うまくいかないのは当然のことのように思えます。
肩関節のリハビリは解剖学的・運動学的に細かく理解するべきです
学生時代、知識としての正常運動学や
解剖学、拘縮の病態などを学びましたが、
可動域の評価では正確に角度を測ることを求められ、
疼痛の評価ではどの部位がどの程度痛いかを
示すにとどまっていたように思えます。
それらも重要ですが、学んだ基礎知識を活かしつつ、
問題解決という視点で原因究明をするための評価を行い、
病態のある部位に対して、
病態を解決する治療・対処方法を選択できるというのが、
セラピストには求められるのです。
そのためには解剖学的な知識・運動学的な知識をきちんと習得し、
それに沿った操作方法を学ぶ必要があります。
肩関節のリハビリはエポックセミナーで学ぼう
肩関節周囲炎という診断名には多くの病態が含まれており、
「肩関節周囲炎だからこのメニュー」
「肩関節周囲炎にはこの治療がすべて有効」と言えるものがなく、
結果を出すのが容易でないことも事実です。
その肩関節周囲炎のセミナーは数々ありますが、
エポックセミナー事業部の肩関節セミナーは、わかりやすいと評判の井尻先生をお迎えし、
基礎から学ぶ肩関節の機能解剖から診る肩関節周囲炎のリハビリ 一括申込 – エポックセミナー
というテーマでご講演をいただきます。
このセミナーを通じ、
機能解剖をベースとした触診技術を活かして
問題の原因を推察し、
原因に合った運動療法を実施するという
基本的で平凡な1つ1つの過程の積み重ねが
大切であることを学んでいただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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