- 痰がなかなか切れない
- ベッド上で食事をとっていてよくむせこむ
- うまく排痰ができない
ベッドサイドにリハビリに行くと、
こうした症状を呈する患者様を担当する機会は多いと思います。
これらは嚥下機能が低下していると一概には評価されますが
そういう方は大抵ある機能が低下しています。
それは何だと思いますか?
今日はそのようなお話をしたいと思います。
理学療法士・作業療法士は誤嚥を予防するために〇〇を促してみよう
さて、前述したとおり排痰方法を促す方法は、
体位排痰法だけではありません。
特に覚醒状態が高かったり、
しっかりとした意思表示ができる患者様には、
呼出力を促すことが重要になります。
しかしながら呼出力を高めるために何を促すべきなのでしょうか?
リハビリとしては、
ストローでティッシュを吹いたり、
強く息を吐きだしたり
破裂音を練習したりという運動が重要になります。
最近であれば高齢者のリハビリで吹き矢などがはやりですよね。
しかしながら、日常的に促しておかなければいけないことがあるのです。
それは「大声を出す」ということです。
リハビリの中で、
小さな声で話をしているセラピストを見かけます。
もちろん、リハビリ場面は一人で行っているわけではありませんし
他の患者様の迷惑になることだってあります。
しかしながら、
日常的に会話がなかったり、
小さな声でしか話せないという患者様は、
呼出力が低い傾向にあると私は感じます。
ですので、
例えば訪問場面やその患者様が一人になれる場所で
リハビリができるのであれば、
大きな声で腹式呼吸を促しながら
リハビリを提供してはどうでしょうか?
誤嚥予防のためにカラオケがおすすめな理由とは?
排痰練習は、呼出力を高めることが重要だと話しました。
呼出力を高めると、覚醒状態も高まります。
腹圧を高め、強い力で息を吐くことができれば、
腹圧は血圧を高めることにもつながります。
そうすると覚醒状態も向上し、
よりしっかりとしたリハビリを提供することができます。
呼出力が低下している患者様は
しんどい、眠たい、ベッドに横にならせてほしいなど
ネガティブな発言が多かったりしませんか?
そういう患者様はできれば椅子に座っていただきましょう。
できれば車いすではなく椅子がいいですね。
車いすは前座高があり、
股関節はより屈曲位になり足底面が床につきにくいため
腹圧が高まりにくい傾向にあります。
ですので、
椅子に座って足底面をしっかり床に付けた状態で
大きな声で話をする、またはカラオケなどをすることで
覚醒状態を高めながら呼出力を高めるトレーニング
をしてみてはいかがでしょうか?
排痰能力は、
誤嚥性肺炎を予防するためにとても重要な役割を担います。
誤嚥性肺炎で亡くなる患者様は後を絶ちません。
少しでも誤嚥を防ぎ、安全で安心な在宅生活を提供できるようにしたいですね。
誤嚥を予防するために必要な評価技術はこちらで勉強することができます。
基礎から学ぶ理学療法士・作業療法士のための呼吸リハに必要な解剖・生理学の基礎 – エポックセミナー
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