術後のリハビリは、患者様の日常生活に大きな影響を及ぼします。手術は治療の一方で、身体に大きな傷を与えるものでもあります。
そのため、術後には創部の痛みを強く訴える患者様が非常に多く、セラピストにとっても大きな課題となっています。
この術後の痛みをいかに抑えつつ、周囲組織の治療を進めていくことは、リハビリの成功に大きな鍵を握ります。単に痛みを和らげるだけでなく、慢性疼痛にも悩まされるセラピストも多いのが現状です。
そこで、電気刺激療法に注目してみましょう。意外と苦手意識を持つセラピストも多いかもしれませんが、最新の研究では、この電気刺激療法が術後の痛み管理に非常に有効であることが示されています。
手術後の痛みを軽減させるためには電気刺激療法が有効という研究結果があります
今リハビリ業界では「経皮的末梢神経刺激」と呼ばれる技術が注目されています。
これは、表面電極を痛みの局所や周辺部位、あるいは支配脊髄神経起始部に置き、低周波の電流を通電する方法です。通称「TENS」と呼ばれています。
この TENS により、術後のオピオイド系鎮痛薬の使用量を大幅に減らすことができ、
場合によっては不要になる可能性があるとの研究結果が報告されています。
研究では、麻痺させた皮膚部位から針を挿入し、超音波ガイド下で標的とする神経から1cm程度の場所まで進め、そこにリードを留置する方法を採用しました。
その結果、介入群の術後平均疼痛スコアは1.1点と、対照群の3.1点に比べて有意に低く、オピオイド系鎮痛薬の使用量も大幅に少なかったと報告されています。
この研究成果は、「20年近く変わっていない術後の中等度から重度の疼痛の発生頻度を大きく変えることになる」と大きな期待を集めています。
電気刺激療法は、術後の疼痛管理だけでなく、慢性疼痛の治療にも有効とされています。また近年では、コロナ禍におけるフレイル・サルコペニア予防にも注目されており、クリニックや在宅でのリハビリにおいて、電気刺激療法が広く活用されるようになってきています。
このように、電気刺激療法は患者様の疼痛管理に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。臨床の現場で積極的に活用したいと考えているのであれば、ぜひこうした知識を学び直してみてはいかがでしょうか?
電気刺激療法で患者様の疼痛管理は変わります
今回の研究報告は術後の疼痛管理の研究でしたが、慢性疼痛にも電気刺激療法は有効です。
また近年のコロナ禍におけるフレイル・サルコペニア予防にも電気刺激療法が注目されており、
クリニックや在宅でのリハビリにおいて、電気刺激療法が注目されており、
電化製品としても自宅で気軽に使える機器が多数販売されています。
臨床の中で物理療法を積極的に使って疼痛管理をしたいと考えているなら
ぜひこちらのセミナーをチェックしてみてください。
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