以前、嚥下機能はPTもOTも勉強しておくべきだという話を書きました。
【コロナウィルス】誤嚥を防ぎ肺炎予防を PT OTが学ぶべき知識
私自身は現在訪問リハビリ分野で働いているのですが
職場 → 関西の自費訪問リハビリならエポック
その時のブログから私自身の患者様が構音障害や誤嚥を呈する患者様が増え
いよいよST並みの知識が必要になってきたと感じています。
病院ではOTやSTがいてくださったからこそお任せできていたけれど
訪問リハ分野ではそうはいきません。
看護師と私の2名で対応しなければいけないことが多いのです。
- この患者様は飲水は可能なのか?
- 固形物を食べさせて本当に大丈夫なのか?
- 誤嚥の判断はどこですべきなのか?
- 患者家族への指導はどのようにすべきなのか?
など、悩むことは多岐にわたります。
もしあなたも同じように悩んでいるのであれば
今日は最後まで読んでみてください。
理学療法士・作業療法士必見|誰でも簡単に嚥下機能を評価する方法とは?
嚥下機能の評価にはVF検査を用いて誤嚥をしていないかどうかを確認します。
VFとはswallowing videofluorographyと呼ばれ、嚥下造影検査のことを指します。
バリウムなどの造影剤を含んだ食事をレントゲン透視下で評価する内容です。
あなたは見たことがありますか?
しかしながら、訪問リハ分野ではこのような評価をしてもらいたくても
なかなかできないことが多く、多くはスクリーニングで調べることが多々あります。
そんな時にこの患者様が今どの程度の嚥下機能を有しているのか?
とスクリーニングで理解する必要があるのです。
その時に覚えておきたいのは
- 反復唾液嚥下テスト(RSST)
- 改定水飲みテスト
- 水飲みテスト
です。
嚥下機能スクリーニング検査のRSSTとは?
これは口を湿らせたのちに30秒で
何回だ液を嚥下できるかを観察するテストであり、
3回以上唾液を嚥下できればクリア、
2回以下では嚥下運動は十分ではないという評価です。
私自身は比較的若手のころから職場のSTさんに教えてもらい、
よく臨床で使用していました。
これって意外と難しいって知っていましたか?
職場の患者様でSTさんがかかわっていない患者様でも
意外とできない人って少なくありません。
実際患者様でいろいろ調べていくと、神経疾患や構音障害を呈する患者様はもとより、普通に話ができている高齢者でも難しかったりするのです。
ぜひ一度あなたの患者様でも調べてみてはいかがでしょうか?
改定水飲みテストとは?
改定水飲みテストは、3mlの水を口に入れて嚥下を促す方法です。
嚥下後に反復嚥下を2回実施していただき、口腔内に水が残るかどうかをチェックする方法です。
その時にむせこみがあるのか、湿性嗄声があるのか、呼吸切迫があるのかをチェックし、
SpO2が低下していないかどうかをチェックする方法です。
これは自分の唾液ではなく、実際の水を飲むので誤嚥して肺炎を起こしていないかどうかをきちんとチェックしていかなければいけません。
評価方法は5段階で評価します。
評価不能:口から出す。無反応
1a:嚥下なし、むせなし、湿性嗄声もしくは呼吸切迫
1b:嚥下あり、むせなし
2:嚥下あり、むせなし、呼吸切迫(不顕性誤嚥の可能性あり)
3a:嚥下あり、むせなし、湿性嗄声
3b:嚥下あり、むせあり
4:嚥下あり、むせなし、呼吸良好
5:4に加え反復嚥下が30秒以内に2回可能
反復唾液嚥下テストと改定水飲みテストが良好な場合、
通常のコップに水を入れて飲む水飲みテスト、
その後食事を利用した食物テストと
徐々にレベルを上げて評価していくべきだと
私は若手の時に教えてもらいましたので、ぜひご参考ください。
今日のブログで興味を持っていただけたのであれば、ぜひこのセミナーをチェックしてみてください。
理学療法士・作業療法士向け嚥下の評価と誤嚥性肺炎の予防法 – エポックセミナー
前回開催時は多くの受講生様が参加いただき、
臨床で評価できる知識や技術を学ぶことができてとても助かると好評いただきました。
- 嚥下機能の評価がいまいちよくわからない
- そもそもどんな構造をしているのかわからない
- 誰も教えてくれる人がいないから基礎から勉強したい
もしそのように感じているのであれば
おすすめのセミナーですのでぜひご参加をご検討くださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
理学療法士・作業療法士向け嚥下の評価と誤嚥性肺炎の予防法 – エポックセミナー
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