呼吸器疾患といえば、COPDや間質性肺炎が一般的かもしれませんが
実はもっと重要な疾患について学んでおかなければいけません。
それは誤嚥性肺炎についてです。
日本の死因のTOP5には肺炎が入るのです。
悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、老衰、肺炎
この5つがこの5年の間に入れ替わりながら上位を席巻しています。
肺炎の症状をきちんとアセスメントすることや
その対処法はセラピストにも求められる技術です。
また、多くの神経筋疾患では病状の進行とともに呼吸筋の筋力が低下し、
人工呼吸器が必要となることがあります。
これらの疾患に対するリハビリテーションの知識は
年々セラピストには求められているのです。
【併せて読みたい】
今日は神経難病の患者様のリハビリでなぜ誤嚥性肺炎を予防する知識が必要なのかを説明します。
誤嚥性肺炎をいかに予防するかがセラピストに求められています
誤嚥性肺炎は、食事時に起こることが多いと思われていますが、
実はそうではありません。
普段の唾液の呑み込みでも誤嚥は起こります。
他にもお茶を飲むときはとてもリスクが高いと知っていますか?
寝たきり状態であれば、背臥位における頭頚部のアライメント不良によって
唾液が気管支に流入してしまうことでおこる誤嚥性肺炎が多くみられます。
これらの予防はセラピストこそ理解しておくべき内容だと思いませんか?
- 誤嚥していないか?痰の貯留はどうなのか
- アライメントが崩れていないか?
- 肺炎徴候はないか?その熱発の理由は肺炎ではないのか?
- 肺野で異音はしていないか?
これらを理解・判断できるかどうかで患者様の生命予後が伸びるといっても
過言ではありません。
体位排痰法やドレナージを理解するためにも
これらの知識を学んでおく必要があるかもしれませんね。
神経筋疾患の呼吸リハをする上で必要な知識とは?
呼吸不全に至る神経筋疾患は多岐にわたります。
筋萎縮性側索硬化症やギランバレー症候群、パーキンソン病は代表的な例ではないでしょうか?
これらの疾患は進行性であり、いかに呼吸機能を保持しながら生活するか、
その時の呼吸苦を以下に減らすのかを考えながら
リハビリを進めていかなければいけません。
過剰な負荷をかけてしまうと急変する可能性もあるのです。
疾患の特性を理解し、以下に生命予後を伸ばし安楽に生活するか。
その人の人生を支えるために必要なことは何なのか?
これらの知識は、これから先には必要不可欠な知識になります。
先日、在宅で神経難病患者様のリハビリを担当する機会がありました。
神経難病は療養病棟でのリハビリというイメージは崩れ、
在宅でも必要不可欠な知識になりつつあるのです。
もしあなたがこれから地域在宅で活躍していこうと考えているのであれば
これらの知識は必要不可欠になるかもしれません。
ぜひ呼吸の知識、神経難病患者様へのリハビリテーションの知識は
徹底的に勉強してみてくださいね。
もし興味を持っていただけたのであればこちらのセミナーをおすすめします
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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