先日、整体院で患者様を診させていただいているときに
「私、高血圧なんです」
というお話がありました。
その方にアプローチをしていると顔面が紅潮してくることもあり
施術中に血圧を測ると150mmHgを超えている場面も見られました。
少し安静にしていただくことである程度落ち着いてきましたが
どんな場面においても循環器系の知識を有し、
そのリスクを考慮するということは重要な評価だと思います。
こうした臨床症状はよく見られることだと思います。
今日は臨床の中でよく目にする高血圧についてお話しさせていただきます。
高血圧の臨床症状を見逃さないようにしよう
前述したとおり、循環器系の問題点は様々なところで見受けられます。
特に今は急性期だけではなく在宅でも循環器系疾患を併発している患者様が急増してきています。
となると運動療法を行う上で阻害因子になる循環器系の知識はどの病期においても必須の知識であるといわざるを得ません。
今回、冒頭で述べたように、高血圧を有する患者様は少なくありません。
実は私自身も高血圧持ちだと自覚しています。
高血圧は生活習慣病の一つとして重要な要素です。
脳卒中のリスクファクターにもなりうる問題点ですので、
運動療法を行う上できちんと評価しておくべき内容だと私は考えます。
循環器系疾患や呼吸器疾患の症状は一歩間違えるとリスクになります。
ですがリスクを恐れていては効果的な治療はできないのも現状です。
しかしながらどのレベルまでがリスクになりうるのかをあなたはきちんと理解していますか?
高血圧など循環器系疾患のフィジカルサインを見逃すな
例えば呼吸数と脈拍数、バイタルサインを確認する上で、正常値やどの程度の数値が問題になるのかを理解していますか?
また、これらの確認は必須ですが、運動を行うことでどちらが先に上がりやすいかあなたは知っていますか?
他に血圧と脈拍数の関係について、どちらが先に上がりやすいか知っていますか?
そしてどの程度であれば負荷をかけていいのかをあなたは理解していますか?
運動療法には効果が表れる基準として、安全限界と有効限界という言葉があります。
安全限界とはこのレベルまでであれば運動負荷をかけても大丈夫という基準になります。
逆に有効限界というのは、患者様においてこのレベルまでは必要最低限運動負荷をかけなければ治療効果が得られないという基準になります。
その基準については人それぞれ異なり、
その基準をきちんと理解しておくことが、その方のリハビリには必要になります。
有効限界や安全限界を理解するためには
フィジカルアセスメントを理解することが必要になります。
前述した患者様のように顔面が紅潮してくるという症状のようなことをいいますね。
特に整形外科疾患を担当しているクリニックや整形外科においては
これらの基準をきちんと理解しておく必要があります。
他にも様々なリスク管理が必要なのですが、その詳細はこちらでチェックしてみてください。
ほかにもチアノーゼ症状やばち状指など
さまざまな症状を理解することが効果判定やリスク管理には重要になります。
ぜひそれらの状況を把握する技術を身に着けていきましょう。
これらの内容を評価できるようになるためにはこちらのセミナーをチェックしてみてください
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