先日、伊丹市から弊社宛に、
「高齢者の方が行方不明になったのでもし見かけたらご一報ください」
という情報が回ってきました。
幸いなことに、当日のうちに見つかったという報告が上がっていましたが、
これは意外と他人ごとではありません。
私自身も様々な施設に訪問に行きますが、
その際に同じようなお話を耳にすることがあります。
そのたびに自分の患者様は大丈夫か?
という不安に駆られることもありました。
皆さんはこのような経験はありませんか?
そうならないように、気を付けていますか?
私自身は施設でのエレベーターの利用時は、
患者様が入られている場合は、そのフロアのスタッフに大丈夫かきちんと確認を取っていますが、
それでも対応は足りないのではと感じています。
もしよい方法がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
さて、今日はこれから先に起こるであろう
認知機能の低下をいかに予防していくかどうかを考えてみたいと思います。
認知機能の低下に関与する生活習慣を考える
さて、認知機能低下が考える方の増加については
2020年以降急速に増えるであろうということが予想されています。
なぜならこれから先は後期高齢化社会に突入するわけですから。
となると、いかに認知機能の低下を予防するかという話になってきます。
認知機能の低下については、生活習慣の見直しが重要であると報告されています。
例えばメタボリックシンドロームと認知機能低下リスクについては
密接に関係しているという研究が発表されています。
適切な対応をしないと認知症を発症する確率が高くなる、と言われているのです。
調査の結果、中性肥満、二型糖尿病、脂質異常症がある方は
そうでない方に比べて認知機能障害の発症リスクが高いと報告されているのです。
つまり、認知機能低下を予防するためには、
まず生活習慣を改善するところから始める必要があります。
運動機能低下が認知機能低下につながる
中心性肥満が認知機能低下に関与する、となると考えられるのは運動不足でしょうか。
運動不足になると体内の血液量も減少します。
そうなると、脳に供給されるべき血液量が低下して、
脳機能、特に記憶をつかさどる海馬への血流量の低下は容易に予想されます。
そのために必要なのは適切な運動でしょう。
私自身も体重が今年に入ってかなり増えました。
一方運動する機会もめっきり減りましたので、
血液量が低下していることが容易に予想されます。
ウォーキングは無理のない範囲で歩くことが重要だと報告されていますので、
もしあなたが運動不足だなと感じているのであれば、
ぜひ職場への出勤時にでもウォーキングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
20代だからまだまだ大丈夫、30代働き盛りだから関係ない、
では遅すぎるかもしれません。
私たちは身体が資本です。
若年性認知症という言葉もあるように、
認知機能の低下は何も高齢者だけではありません。
若くして認知機能が低下しているという方もおられます。
それを予防していくのは今からではないでしょうか?
自分の身体を壊してしまう前に、認知機能の低下を予防する目的も含めて、
ぜひ自分の身体のメンテナンスを心がけていきたいですよね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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