循環器への理解・興味を一人でも多くのセラピストに
持ってもらいたいといつも願っていますが、なかなか難しい現実があります。
一番必要性を感じるのは
おそらくリスク管理においてではないかと思います。
必要に駆られるので入り口としてはちょうどいいかもしれません、
実際リスク管理系のセミナーや書籍は比較的多いのではないでしょうか?
しかし、理学療法士として持っておいてもらいたいのは
リスク管理の知識だけではありません。
心臓リハビリテーションという分野が
確立されている今日において、
特に理学療法士にとっては循環器の理解というのは
欠かせなくなってきていると信じています。
近年、卒前卒後教育が大きく変わろうとしていることは
あなたもご存知だと思います。
基礎から学び、ゆくゆくは専門とする得意分野を
もつことが理想とされています。
専門分野とは、それしかしないというわけではありません。
この分野に関しては自信をもって提供できる、
という分野を持つことと理解してもらいたいと思います。
循環器を専門にするセラピストは10%にも満たないでしょう。
逆に言うと80-90%は運動器や脳血管を専門にします、
それでいいのです。
臨床において圧倒的に患者数が多い
この二大分野にもっと専門性をもったセラピストが増えることが
多くの患者さん助けとなります。
勉強のきっかけや導入は聞いた方が断然早い
セミナーを受ければそれだけでOK、
なんてことはありえません。
ですが、まず一回セミナーを受けてみて、
そこで得た知識と臨床での疑問を合わせて
今後の自分の学ぶ方向を考えることが成長の近道だと思いますし、実感しています。
ですので、今回はいくつかのセミナーをご紹介しますのでご活用ください。
実技で学ぶ循環器疾患に対する基礎知識とリハビリテーション
もう何回やったかわからないくらい
繰り返し行っているセミナーです。
実技で学ぶとは言っても、
全てを実技で学ぶは無理なので、座学も多くあります。
座学の中に適度な実技があると、
ちょうどよい学びになることは過去の経験から断言できます。
自分で話していても受講生の表情がちょうどいいセミナーです。
9月15日 尼崎で行います。定員間近なので希望される方はお急ぎください。
【症状を診る】循環器疾患のためのフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントは
患者さんの状態を評価するためにとっても有効な方法です。
過去のデータはあくまでも過去の物、
今目の前の患者さんの情報ではありません。
ただし、病気のことや生理学のことがわからないと
アセスメントはできませんので、
結果のどうこうだけではなく、そのメカニズムを知ることが大切であると考えています。
セミナーばかり行けばいいとは思いません。
ただ、セミナーで講師をしている人間は
皆その分野について非常に多くの時間を割いて学んでいます。
自分で一から学ぶのは本当に好きな専門にしたい分野でいいと思います、
循環器や心リハが専門ではないけど必要な知識を得たいという方にぜひ受けて頂きたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。