試合前日、試合当日の食事って?
いつもお読みいただきありがとうございます。
スポーツ事業部の山川です。
少し前のブログでも触れましたが、
何を食べたらよいのか、 どんな栄養素を摂ればいいのか、 これに関しては、とても重要なので 次以降のブログで書きますね。
スポーツ現場で求められる最低限の知識 - EPoch Official Blog
今日は食事(栄養)について書いていきます。
帯同しているチームの保護者より、多く頂く質問があります。
それが
試合前日、試合当日の食事はどのようなものをとらせれば、用意すればいいか?
というものです。
今回は試合前日の食事・当日の食事についてお話ししたいと思います。
試合においてパフォーマンスの発揮のために
いかに集中力・体力を持続させるかが重要です。
そのため食事においてエネルギーの蓄積が大事となります。
食事で試合に勝つことはなくても、食事で試合に負けることはある
とも言われるように、試合前に食べたものによって
競技のパフォーマンスが大きく落ち、
本来の力を出しきれないということは十分に起こり得ます。
試合前日の食事
糖質中心の食事に
試合当日に、運動時の主なエネルギー源であるグリコーゲンを
十分に蓄えておくために、
糖質(炭水化物)中心のメニューにすることが基本になります。
糖質源としては、ごはん・パン・うどん・果物などがよいでしょう。
カステラやまんじゅうなどの和菓子類も糖質を多くとれて、
かつ脂肪分は少ないので間食におすすめです。
ただし洋食の場合は少し注意が必要です。
パンでもデニッシュやクロワッサンは脂肪分が多いので控え、
食パンやコッペパンの方がおすすめです。
また、脂肪分になるバター・マーガリンなども控え、
糖質をとれるはちみつやジャムを利用しましょう。
食事をとるタイミングは
試合前日の夕食は寝る3時間前にはすませるように!!!
ビタミンをとる
ビタミンはエネルギー代謝や、体調を整えるために欠かせないので
不足しないようにとります。
特に糖質からのエネルギーを産生する際に必要な
ビタミンB1は不足しやすいの注意しましょう。
ビタミンB1は豚肉、豆類などに多く含まれていますが、
試合前は主食中心となるため、どうしても不足しがちです。
とりきれない場合はサプリメントの摂取も検討しましょう。
脂質は控える
試合前は緊張感も高まりストレスがかかりやすいです。
ストレスがかかると消化機能も低下するので、
胃内滞留時間が長く、消化吸収に時間がかかる脂肪分は控えるようにしましょう。
脂肪分の多い食品は脂身の多い肉や、天ぷらやフライなどの揚げ物、
ドレッシングやマヨネーズになります。
ゲン担ぎでカツ丼を食べるのはあまりおすすめできませんよ(笑)
肉や魚を使った主菜のおかずも量を少なめにして下さい。
洋食や洋菓子は脂肪分が多くなる傾向にあるため、
和食中心のメニューがおすすめです。
食物繊維は控える
便秘予防のために積極的な食物繊維の摂取を心がけますが、
胃腸に負担のかかる栄養素のため試合前日には不向きです。
また、食物繊維のとり過ぎは腸内にガスがたまりやすくお腹が張ったり、
下痢を引き起こす原因にもなりかねませんので、
野菜や海藻類・きのこ類は控えめにする方がいいです。
栄養不足が気になりますが、ビタミンは野菜ジュースや
フルーツジュースを活用してとりましょう。
カゴメの「野菜生活」などの市販の野菜ジュースの多くは
ビタミンが豊富な上に、食物繊維は製造工程で少なくなっているのでおすすめします。
※野菜ジュースはまれに食物繊維を多く添加しているものもあるため、
購入前に栄養成分表示をよく確認して下さい。1本あたり1~2g程度まで
さて次回は試合当日の食事について書いていきます!
楽しみにしていてくださいね!
(8月16日追記)
試合当日の食事についても書いていますので、
是非、読んでみてくださいね!