リハビリテーション事業部の目川です。
本日は、少し日々のリハビリで思うことを書きます。
私は、これまで急性期病院から総合病院、クリニックでの訪問リハビリなど、
様々なところで、色々な症状や悩みをお持ちの方にリハビリを提供してまいりました。
学校も卒業し国家試験も終え、最初に入職したのは、整形の急性期病院。
外来もガンガンしていましたので、1単位(20分)の中でどうするのかをとにかく考えて動いていた記憶があります。
その後、総合病院でも主に整形中心の病棟に配属になり、急性期の患者様はもちろんのこと、回復期から維持期にかけての患者様も担当することがありました。
その後、色々経験しながら、現在のEPochリハビリテーション事業部にいます。
EPochの自費リハビリサービスを提供する様になって約7年。
病院、施設、在宅など様々ところで、理学療法士、作業療法士の力を必要としている場所はあるとつくづく感じています。
病院勤務のころは、正直目の前の患者様の自宅での生活をどこまで考えることが出来ていたのか。。
今から考えれば「全く足りていなかったな。。」っと反省ばかりです。
歩行が自立レベルで退院して、1ヶ月後の定期診察で車椅子で来院。
よくよく話を聞くと、退院して2週間後にはどんどん動くことが出来なくなっていたとのこと。
自分のやっていたリハビリは、歩行のレベルを高めていただけであって、
患者様の自立した生活のための歩行練習では無かったのかな??と感じております。
特に現在のリハビリを提供している場所が在宅(地域)と言われるところで、
いかにその場所で生活をしていくか
さらによい生活(豊かな生活)をしていくかを考えたとき、
ただ歩く練習をするのか、生活の場面を想定して歩く練習をするのか。。
病院勤務のときは、どこまで生活の場面を想定した歩行練習が出来ていたか。
今から考えれば病院勤務のときにもっと患者様と深い関わりをしていれば、もっと違ったアプローチが出来ていたのかなと感じます。
治療技術はもちろん日々高める必要があると思います。
ただ、それ以上に目の前の患者様のことをどれだけ考えるのか。
その技術?気持ち?考え方?を高めることが大切なんだと感じています。