高血圧の方必見！改善しなければいけない日常生活の〇〇とは？

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先日、患者様のリハビリを行うにあたってバイタルサインを確認したところ

血圧が170/80mmHgとなっており

結構高いな！という印象を受けました。

その際にふと疑問を抱いたのですが、

血圧が高いという状況は何が影響してきているのか？

その原因をふと考察する機会がありました。

皆さんも臨床の中で血圧が高い、低いという状況は少なからずあると思いますが

その際に収縮期血圧がどの程度まで上がれば中止するか

その明確な基準をきちんと理解していますか？

基本的には医師の指示を仰ぐのが一般的だと思いますが、

今日はリハビリを行う上で必ず確認をしなければいけない

バイタルサインについて考えてみたいと思います。

血圧はなぜ高くなるのか？

体内には循環機能を一定に保とうとする機能があります。

それを循環恒常性維持システムといいます。

基本的に動いたり興奮したりしていなければ

基本的には一定のレベルに保とうとします。

自分の血圧を圧受容器反射が感知して自分の血圧を調整します。

この圧受容器反射がうまく機能していない状態、

言い方を変えると

脳が高血圧であると認識できていない状態が高血圧である

ということができます。

この循環恒常性システムが破綻しているのが高血圧の患者様です。

また、この高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、

脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながりますので

注意が必要です。

高血圧の人が見直さなければいけない日常生活の注意点とは？

基礎疾患のある高血圧は別として、

後天的に発生する高血圧の原因は食生活や日常生活の乱れから起こる

と言われています。

まず食生活で見直していかなければいけないのは塩分の摂取量になります。

日本高血圧学会のガイドラインでは、

1日当たりの塩分（食塩）摂取量の目標を「6g未満」と設定していますが、同時に「より少なくすることが理想」ともしています。これは、米国ではすでに理想的な摂取量を「3.8g」とするガイドラインが示されているためです。
また、最近、高血圧が急増している中国での調査で、「メタボリックシンドロームの人ほど塩分の影響を受けやすい」

というデータもみられます。

私自身もそうですが、

高血圧に加えて肥満や高血糖症状がある方はより注意が必要になりそうですね。

他にも減塩だけではなく

カリウムやマグネシウムを積極的に摂るようにしていきましょう。

カリウムには、腎臓から余分な塩分（ナトリウム）を排出する働きがあります。

そしてマグネシウムは、その働きを助けます。

カリウムは野菜や果物、海藻類、豆類などに多く含まれています。

しかしながら腎臓病の方にはカリウムの摂りすぎで

悪化する危険性があるので注意をしてくださいね。

そして何より運動の定着化がとても重要になってきます。

運動には高血圧を改善する効果があります。