昨日に引き続き久保田です。
さて、先日書いたブログでは、【触れる】ということがどういう生体反応を引き起こすかということに触れて書いてみました。
あなたは今まで触れられることで安心感を持ったり、不快感を持ったりすることはありませんでしたか?
そういう反応も一つの脳科学的な反応なのです。
とても面白いと思いませんか?
さて、今日は私が臨床時代にしていたハンドリングについて書いてみようと思います。
ハンドリングと一言で言うと難しいかもしれません。
ボバースやPNF、AKAのような特殊技術を身につけなければいけないんじゃないかと思われる方もおられるんじゃないでしょうか?
でも違います。
皆さんも学生時代にハンドリングを学んでいるんですよ?
それも徹底的に。
それはROM-Tです。
持ち方一つ、立ち位置一つとっても徹底的に言われませんでしたか?
なんだったら実技試験で落とされた受講生も数多いんじゃないでしょうか?(私も試験で引っかかりそうになったことはたくさんありました。)
そういうこと一つもハンドリングです。
話がそれました。
私が臨床時代に良くやっていたことですね。
簡単です。
まず患者様(最初はスタッフ同士でしてみてください)に立ってもらいます。
そして片手のひらを背中に当ててみてください。
そしてそこからすこーーーーーーーしづつゆっくりLift offしていきます。
(そのときに手のひらと相手の身体の間に熱があるのを感じてみてください。)
そうすると微妙ですが重心が後ろにフワーーーーーって移動するのがわかると思います。
押してるわけじゃないのに、重心移動を促せる!?!?
面白い生体反応ですよね。
私は臨床時代に良く使ってました。
重心移動をActiveで誘導したいときにね。
どうしても押したり引っ張ったりしてしまいがちですが
この方法だと患者様は自分で動いてくださるので結構使い勝手がいいんです。
でもこういうハンドリング一つで脳機能マッピングが変わってくるんです。
私のはエビデンスが薄いですが、ぜひ脳科学的に治療技術を習得してみてください。
12月には脳卒中患者様のアプローチを脳科学的にハンドリングするためのセミナーもご用意させて頂いております。(詳しくはこちらまで。)テーマは立ち上がり~歩行までのハンドリングです
ぜひお越しくださいね!!!