あなたは毎年厚生省が国民の死因を調査しているということを知っていますか?
実はこの統計は毎年発表されており、
大体1位~5位は同じような症状が死因として挙げられています。
2020年6月に発表された2019年度の死因は
- 悪性新生物(ガン)
- 心疾患
- 老衰
- 脳血管疾患
- 肺炎
この5つの原因は過去4年間ほぼ上位に位置しています。
ですが、将来的に私は肺炎のランキングは上がってくるのではないかとも思っています。
それはなぜか?を今日書いてみたいと思います。
高齢者の誤嚥を防ぐことは肺炎を防ぐことにつながる
高齢者の死因ランキング5位の肺炎の原因は、私は誤嚥によるものが多いと思っています。
もちろん慢性閉塞性肺疾患や肺線維症など呼吸器疾患による肺炎もあります。
しかし日頃の生活の中で食事や飲水を取る姿勢や、
口腔機能が低下してくるという状況は
我々リハビリ職としては見てみぬふりはできませんよね。
これらの機能がどのように肺炎を引き起こす原因になるのか
あなたはきちんと理解できていますか?
高齢者の誤嚥を防ぐことは肺炎を予防することにつながると書きました。
それをだれが防ぐのか?
それはこれを読んでくださっているあなたです。
理学療法士や作業療法士、もちろん言語聴覚士や看護師のあなたが予防していかなければいけません。
もちろん介護士の方でもできることです。
日頃の患者様の生活スタイルや患者様の姿勢をみて、
何が誤嚥のリスクになるのかを理解し、
姿勢を調整するだけでも、誤嚥を防ぐことができます。
もしあなたがその知識を持っていれば、大切な人を守れるかもしれませんよ。
理学療法士、作業療法士向けの嚥下講習会開催します
では、どこで学べるのか?
と、いろいろネットで調べてみても
STや看護師向けの勉強会はあるものの、
理学療法士や作業療法士向けの勉強会は少ないと思いませんか?
そもそも理学療法士が嚥下を説明するというと、
結構難しいものがあるのかもしれません。
しかし、エポックでは受講できるんですよね。
今回、講習会を担当してくださる乾亮介先生は、
地域でも嚥下機能の講習会もされておられ、
様々な講習会でも呼ばれている人気講師です。
今回は『理学療法士、作業療法士のための嚥下の理解と誤嚥性肺炎の予防』というテーマで講習会を開催します。
エポックで人気テーマですので、ぜひあなたもご参加をご検討くださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
エポックセミナーには理学療法士・作業療法士が臨床の悩みを解決できるヒントがいっぱい!