高齢化が進み、
施設入所サービスも多様化してきました。
種類も増え、何がどう違うのか?
よくわからないという方も多いと思います。
- 施設であっても「家」と同じ感覚で過ごせる環境作り
- 施設サービス①介護老人保健施設(老健)
- 施設サービス②特別養護老人ホーム
- 施設サービス③グループホーム(認知症対応型老人共同生活援助施設)
- 施設サービス④有料老人ホーム
- 施設サービス⑤サービス付き高齢者住宅(サ高住)
- 施設サービス⑥シニア向け分譲住宅
- 施設サービス⑦ケアハウス(軽費老人ホーム)
- 訪問看護が関われる施設はいくつもある!
施設であっても「家」と同じ感覚で過ごせる環境作り
介護サービスには、
自宅でサービスを受ける「居宅サービス」
施設に入居しサービスを受ける「施設サービス」
家から施設へ出向きサービスを受ける「通所サービス」
があります。
施設サービスには、
単純な住宅としての機能を有している施設から、
看護師による医療的ケアを受けられる施設まで、
多種多様なものが増えており、
それぞれのニーズ・希望に合わせて自ら選択することも可能となっています。
住み慣れた自宅で過ごすことができなくなっても、
より充実したサービスを受けられることで、
家にいるのと同じように充実し、
生きがいを感じられる生活を送ることができるようになってきました。
施設サービス①介護老人保健施設(老健)
要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設。
他の施設との大きな違いとして、
常勤1名の医師と100:1以上のリハビリテーション職種の配置が
義務付けられています。
「在宅復帰」を主な目的として、
病院と家との「中間施設」としての位置づけにあります。
在宅復帰率が 50% を超える施設は「在宅強化型施設」と言われており、
老健施設の約 1 割がこれにあたります。
施設サービス②特別養護老人ホーム
老人福祉法に規定する特別養護老人ホームであって、当該特別養護老人ホームに入所する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことを目的とする施設。
2015年の介護保険制度改正の際に、
入居条件が「要介護1以上」から「要介護3以上」に引き上げられました。
施設サービス③グループホーム(認知症対応型老人共同生活援助施設)
要介護者であって、認知症であるもの(その者の認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く。)について、その共同生活を営むべき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うこと。
入居者は認知症の方です。
1ユニット9人までの少人数で、介護職員等のサポートを受けながら
できるだけ住宅に近い形で、暮らしています。
施設サービス④有料老人ホーム
高齢者の介護サービスや,食事の提供や居室の掃除などの生活介護サービスを提供する民間経営の高齢者施設.サービス内容や居者の健康状態により,介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホームの 3 タイプがある。
(引用元:https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/clinical_practice_53_2_96.pdf)
施設ごとにサービスの違いが出やすく、バリエーションが豊富なため、
自分に合った施設をしっかり選ぶことがポイントです。
- 介護付き有料老人ホーム
食事、洗濯、清掃等の生活支援、排泄や入浴等の身体介護、機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けられます。介護保険制度上の「特定施設入居者生活介護」の指定を都道府県から受けている施設です。看護師1名以上の配置が義務付けられています。
介護等のサービスも含まれているため、介護保険料はほぼすべて施設の利用として使われています。それ以上の介護保険サービスを利用しようとすると、全額自己負担となります。
- 住宅型有料老人ホーム
介護サービスは提供なく、生活支援サービスのみ受けられます。
要介護状態となった場合は、訪問看護ステーションなどの外部の在宅サービス事業所と契約します。
- 健康型有料老人ホーム
家事手伝いなどのサポートを受けられ、設備が充実している。基本的に自立あるいは要支援の高齢者が対象で、介護度が上がると退去となります。
施設サービス⑤サービス付き高齢者住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅は、2011年に制度化されて導入が始まったサービスです。
国からの補助金制度もあり、急速に増加しています。
「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」に基づく、
賃貸住宅としての色が強いサービスとなっています。
元々、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)という
高齢者向けの賃貸住宅制度がありましたが、
2011年度に廃止され、サービス付き高齢者向け住宅へと移行しています。
一般的なサービス付き高齢者向け住宅は、
基本的には入居者それぞれが独立した生活を送っています。
安否確認と生活相談サービスを受けることができ、
介護が必要になった場合は外部のサービス事業所と契約し、利用します。
看護師は常駐していないことが多く、介護度が上がると入居が難しい場合もあります。
施設サービス⑥シニア向け分譲住宅
高齢者が暮らしやすいように、バリアフリーなどの環境整備が整えられた
文字通り「分譲住宅」です。
介護サービスはありませんが、
食事の提供や家事援助、娯楽施設、コンシェルジュサービスなど
設備が充実しているところが多いです。
他の施設と比べて入居費用が特に高い傾向にあります。
施設サービス⑦ケアハウス(軽費老人ホーム)
身体機能の低下等により自立した日常生活を営むことに不安があり,身寄りのない人、または、家庭の事情等によって家族との同居が困難な方が入所する施設.所得制限あり。
(引用元:https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/clinical_practice_53_2_96.pdf)
地方自治体や社会福祉法人などが運営しており、比較的安価に入居できます。
ちなみに、エポック訪問看護ステーションのある伊丹市には2つのケアハウスがあります。
「ケアハウスしあわせ」(定員30人、特別養護老人ホーム伸幸苑に併設)
「ケアハウスケイ・メゾンときめき」(定員30人、特別養護老人ホームケイ・メゾンときめきに併設)
訪問看護が関われる施設はいくつもある!
訪問看護は、在宅にしか訪問しないと思われている方もいるかと思いますが、
実は施設にも訪問可能な場合があります。
介護老人保健施設(老健) |
× |
特別養護老人ホーム |
× ※ターミナルであれば医療保険で訪問可能 |
有料老人ホーム |
介護付き:× 住宅型:〇 健康型:〇 |
サービス付き高齢者住宅 |
〇 |
グループホーム |
× ※施設との契約により可能 ※医療保険での訪問であれば個別契約にて訪問 |
シニア向け分譲住宅 |
〇 |
ケアハウス |
〇 |
施設の基準として、
介護サービスが標準的に整備されている場合は難しいことが多いです。
エポック訪問看護ステーションは
地域の皆様の健康と安心のため、
利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。
※まずはお気軽にお問い合わせください※
TEL:072-770-1657
エポックでは、自費訪問リハビリサービスも併用して利用することができます。
自費訪問リハビリサービス | 自費訪問リハビリなら EPoch-エポック-
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