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理学療法士・作業療法士はどのようにリハ栄養に関わるべきか

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車はガソリンがなければ走りません。

人間も消費するカロリーがなければ

いくらリハビリを行っても筋力がつくはずはありません。

 

特に病院では身体のためを思って、用意されているはずの食事が

実はカロリー不足で病院で飢餓状態に陥ってしまうということは珍しくありません。

 

「入院して痩せてしまった」

そんな患者様、よく見かけますよね。

そうならないためにも

適切なカロリーを摂取するように心がけていきましょう。

 

本日はそのエネルギーについて考えてみたいと思います。

 

 

脳を働かせるのにカロリーは必要になります。

考えたり話したりすることでカロリーを消費しています。

勉強を1時間することで100kcal消費するとしていますが

高齢者が話したり考えたりすることも同様のカロリー消費をするとしたとして 1500kcalの食事摂取量であれば15時間ほどしか生活できません。

リハビリに必要なカロリーはいくら??? - EPoch Official Blog

 

 

カロリーが不足すると様々な問題が起こります

さて、それではカロリーが不足するとどのようなことが起こるのでしょうか?

簡単に問題を上げてみましょう。

 

〇免疫力の低下で「感染症」にかかりやすくなる


たんぱく質・ビタミン・鉄分などが不足すると免疫力が低下し、

風邪や肺炎、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

これらは体の免疫機能を整える働きがあり、症状の重症化も招きます。

 

 

〇運動能力の低下で「転倒」しやすくなる

 

低栄養状態が続くと、筋肉が痩せて運動能力が低下し、こけやすくなります。

特に、たんぱく質や炭水化物が不足すると招きやすいリスクです。

 

〇骨がもろくなり、「骨折」しやすくなる

 

骨の密度や強度が低下して起きる骨粗鬆症は

高齢者に多い病気で、骨折しやすくなります。

 

カルシウムやたんぱく質、

ビタミンD・ビタミンKなどが不足すると発症しやすいです。

すぐ生命に関わるものではないですが、

少しの衝撃で骨折する危険性があり、

骨折すると治りが遅くなります。

 

〇筋肉・脂肪の減少で「床ずれ」しやすくなる

 

筋肉・脂肪が減少すると褥瘡ができやすくなります。

肉類にはたんぱく質・脂肪が多く含まれ、不足すると筋肉・脂肪の減少につながります。

寝たきりになった時などには、筋肉・脂肪が少ないと、骨と床に挟まれた皮膚が圧迫され炎症(床ずれ)を起こします。

 

このようにカロリーが不足すると、とても重篤な状態を招き得るということがわかりますよね。

 

リハビリを行っていく中でどのように栄養指導していくべきか

摂取カロリーがいくら入っているかがとても重要であるということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

では、摂取カロリーが重要であることはご理解頂けたところで、おすすめのセミナーのご紹介です。

 

それが池田先生の

医療従事者のためのリハ栄養セミナー|病棟やNSTで療法士にできること – エポックセミナー

です。

 

 

このセミナーを受講して、リハ栄養についてさらに深く理解するとともに、病棟の療法士として、何ができるのかを考えてみましょう。

 

 

ぜひあなたの患者様のリハビリを行う上で、適切なアドバイスができるようになっていただければ幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。