EPoch Official Blog

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歩行における力学的効率性と生理的効率性を分けて評価していますか?

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いつもご覧いただきありがとうございます。

まだまだ新型コロナウィルス感染症の影響が大きい地域もありますが・・・

ようやく中国・四国エリアも8月からセミナーを再開します(^^)v

 

今回の記事は、8/9(日)に香川県で開催予定の

『歩行の評価と治療~バイオメカニクスと神経生理学の臨床応用~』の内容の一部を紹介します。

 

 

※過去のブログにも掲載中!!

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本セミナーでは、歩行効率と歩行速度との関係を整理した上で、

動歩行・静歩行をバイオメカニクス的・神経生理学的な視点から紐解き、

中枢パターン発生器(CPG)については上肢との連動性にも着目し、

実技を交えながら臨床的な評価・介入の工夫点を共有します。

 

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また、延期になっていた『装具セミナー』も10/4に再開催する予定です。

両セミナーに参加していただけると歩行や装具についての理解が深まりますので、

併せてご検討ください(^^)/

 

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さてセラピストの皆さんは、対象者に求める動きの質の到達点をどのようにイメージしていますか?

 

力をガッツリ入れた動き方?

力をできるだけ使わないような動き方?

 

対象者のHOPEや環境によって変わるとは思いますが、原則としては、省エネ的な効率的な動作の獲得を目指したいですよね(^^)

 

効率的な運動とは…

①目標の達成を

②最小限のエネルギー消費で

③最短の運動時間で

行えることとされています。

 

また『効率性』は力学的な視点と生理的な視点の両側面から考えることができます。

 

循環器疾患に対するリハビリテーションにおいても

心・肺・腎機能自体への介入はもちろんですが、

姿勢や歩容を変えるだけで循環器への負荷を減らすことができるため、

心・肺・腎機能のリハビリテーションに携わっているセラピストにとっても姿勢や歩容の評価は重要ですね(^^)/

 

 

※以前の歩行についてのセミナーの内容の一部をブログに掲載中!!

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→ナイトセミナー『歩行の再考』での受講生様の感想

・資料を見たときは難しそう…と思ったのですがわかりやすかったです。バイメカについてもう少し深く学んでいきたいと思いました。施設で歩行をみることが多いので活かしていきたいと思います。

・OTとしてあまり触れることのない分野であり、上肢の動きや生活に活かせる内容になると感じた。

・教科書的ではなく先生の考えも聞くことができたので考え方の幅が広がる。

 

 

 

力学的効率性って?

 

 

 

力学的な視点での効率性は、

運動エネルギー(前進速度)がどれだけ位置エネルギー(重心の高さ)に変換されたかで

評価することができます。

 

力学的エネルギー変換率(%Recovery)=(内的仕事量-外的仕事量)/内的仕事量

 

で示すことができ、力学的エネルギー変換率が低下すると、

外的仕事量が相対的に増えてしまう…

 

つまり、筋活動による仕事が過剰に必要になってしまいます。

(ちなみに健常若年者では力学的エネルギー変換率は約65%と言われているそうです)

 

 

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生理的効率性って?

 

 

 

生理的な視点での効率性は、エネルギー消費の側面からみた動作効率とも言えます。

 

よく持久性の評価として6分間でどれだけ長い距離を歩くことができたかをみる、

6分間歩行テストが使用されます。

 

しかし、例えば1ヶ月前よりもさらに長い距離を歩くことができたとしても、

心拍数や脈拍、呼吸数の上昇率が1ヶ月前よりも増えていては、

持久性が向上したとは言い切れないと考えます。

 

ここで使用できるのが、生理的コスト指数(PCI)です。

 

PCI(拍/m)=(動作時心拍数-安静時心拍数)/動作速度

 

で示すことができ、PCIが低くなることは単位歩行距離あたりのエネルギー消費が少なくて済むようになった…

 

つまり、持久性が向上したとも解釈できるということです。

 

このような力学的・生理的効率性と

CPG(中枢パターン発生器)をリンクさせながら歩行について再考する勉強会を

香川県で8/9(日)に開催予定です!!

 

新型コロナウィルス感染症の影響による自粛生活のために、

筋力や体力の低下などの生活不活発病(廃用症候群)になってしまっている対象者を

担当しているセラピストの方・・・

効率的な歩行の獲得に難渋しているセラピストの方・・・

ぜひぜひご参加ください!!

 

seminar.ep-och.com

 

 

 

  • 本セミナーはこんなセラピストにオススメ

・歩行を運動学的・解剖学的・生理学的な視点から解釈する知識を増やしたい

・よく10m歩行時間や6分間歩行距離などの指標を用いて歩行を評価している

・CPGという言葉を安易に使ってしまっている

・バイオメカニクス的な解釈と神経生理学的な解釈の繋がりを知りたい

・上肢活動の向上を図るためのOTプログラムに歩行を活かしたい

 

 

  • 以前の歩行セミナーの受講者の感想

『歩行の再考~臨床で使える歩行効率の評価と治療~in香川 ナイトセミナー(2018/7/18)』

 

・資料を見たときは難しそう…と思ったのですがわかりやすかったです。バイメカについてもう少し深く学んでいきたいと思いました。施設で歩行をみることが多いので活かしていきたいと思います。

・OTとしてあまり触れることのない分野であり、上肢の動きや生活に活かせる内容になると感じた。

・教科書的ではなく先生の考えも聞くことができたので考え方の幅が広がる。

 

『歩行の神経機構の理解とリハビリテーションin香川(2019/4/28)』


・バイメカのあやふやだった所が理解できました。
・基礎的なところからわかりやすかったと思います。できれば今回の知識の具体的な臨床的な応用の仕方もあれば、より明日からの臨床に活かせる研修会になると思いました。そのためには、2日間ぐらいあってもいいかと思いました。
・生理学・力学的な話から入ってもらえたのでわかりやすかった。不偏的なところから説明してもらえたので理解しやすかった。
CPGについて自分で調べても理解がむずかしかったのでとてもためになりました。また同僚にも声かけさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
・Ⅰb抑制・反回抑制・慣性の法則など学生時代に学んでいたけど臨床で十分に活かせていませんでした。今回、丁寧に解説していただき、自分なりに理解することができました。臨床でも生かしていきたいと思います。
・基本的な所から学べ、OTでも歩行について理解できた。

『若手セラピストのための歩行CPGの評価と介入~バイオメカニクスと神経生理学の臨床応用~in関西(2019/8/25)』
・とてもわかりやすい講義内容でした。臨床に活かしていきたいと思います。
・とても楽しく新しい学びがたくさんありました。

『若手セラピストのための歩行CPGの評価と介入 ~バイオメカニクスと神経生理学の臨床応用~in東京(2019/9/29)』
・今回の講習で自分の中で何気なく使っていた用語や知らなかった事などがわかり知識の整理ができた。大変実りのある講習でした。ありがとうございました。
・知識の再確認・向上ができたと思います。明日からの臨床に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

 

 

 

8月9日(日)香川県セミナー(歩行)

https://seminar.ep-och.com/seminar/14924

 

9月6日(日)香川県セミナー(筋出力)

https://seminar.ep-och.com/seminar/15979

 

10月4日(日)香川県セミナー(装具)

https://seminar.ep-och.com/seminar/15372

 

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