高給料(年収)が魅力的の訪問リハビリ(訪問看護ステーションからのリハビリ)ですが、理学療法士・作業療法士といえども単純なリハビリテーションの知識・技術だけでは通用しません。
高給与・収入が魅力的な訪問リハビリ・訪問看護ステーションからの求人は多くありますが、病院・施設勤務から初めて訪問分野へ転職すると、分からないことがあり戸惑ってしまう部分が多くあります。
そこで今回は、
「理学療法士・作業療法士(リハビリ技師)が訪問分野へ初転職する前に知っておくと良いこと」
について述べていきます。
「すでに訪問リハビリ(訪問看護ステーション)への転職が決まっている」
「訪問分野への転職に悩んでいる」
というリハビリ職の貴方は是非、参考にしてください。
訪問分野(訪問リハビリ・訪問看護ステーション)に初転職する前に理学療法士・作業療法士が知っておくべきこと
①リハビリ職でも最低限のマナー・礼儀が必要
勤務先にもよりますが訪問では基本的に個人宅へ訪問することが多くなるでしょう。
そこで大切になってくるのが、
「訪問時のマナー」
です。
・挨拶
・靴の脱ぎ履き
・リハビリ中の言葉使い・態度
などなど訪問先によっては、
細かいところまで見られている場合があり、
最悪、担当者の交代などクレームが出る場合
があります。
接遇研修などがある職場も多いでしょうが、
余裕があるなら訪問時の接遇マナーや礼儀を事前に予習しておいても損はない
でしょう。
②訪問時の移動手段について(移動手段によって収入・給与にも違いが?)
ここも転職活動時に分かると思いますが、
・電動自転車
・原付バイク
・自動車
での移動がメインとなります。
特に、
給与が高い都心部では、まず間違いなく電動自転車もしくは原付バイクでの訪問となる
ことでしょう。
初転職では意外と気にしない部分ですが、
この移動手段は働き続けててくると、
結構、負担に感じるセラピストもいたりします。
なぜなら、
電動自転車・原付バイクでは天候に大きく左右される
からです。
・夏場は暑いし、冬場は寒いため移動時も体力を消耗しやすい
・雨の場合は訪問の度にカッパ等の雨具を着る・脱ぐ手間が増える
などです。
そして、
これが毎日、一件一件の訪問ごとの移動時に積み重なってくると「体力的にきつく感じてしまうケース」もあります。
ここについても事前に知っておくべき点でしょう。
③訪問時のリハビリ内容の記録方法・時間について
リハビリの記録方法は「紙用紙」もしくは最近では「タブレットを使用した記録」をする職場も多くなってきています。
記録の書き方は職場によって違うため、そこは問題になりません。
「しかし、記録をいつ書くか?!」
ここ結構、重要ですよ。
例えば、
【訪問時間の最後の2~3分で記録をする職場】
【訪問移動時に時間があればそこで記録or職場に戻ってきてから記録する】
この2点の違いはかなり大きいです。
「訪問時間の最後に記録できるのであれば、その日の記録で残業することはほぼ無い」
ですが、
「訪問移動時もしくは職場に戻って記録をする場合、訪問件数が多ければ間違いなく、その日の記録をするだけで残業確定」
となります。
ここは、
転職活動・就職面接時に確認をしておくべき点
と言っても良いでしょう。
何故なら、訪問看護ステーションの場合、
訪問件数が多くなればなるほど訪問時の記録数だけでなく、
利用者さんの人数分、毎月の計画書・報告書作成が必要となります。
その日の記録だけで残業してしまう職場であれば、
その他の業務も加わるため残業時間が多い職場であることは
間違いないでしょう。
その分、給料が高い職場も多いですが、
残業はあまりしたくないという希望があるのであれば、
「そういった職場は避けるべき」です。
④訪問リハビリ・訪問看護ステーションに関わる介護保険・医療保険制度について
実は、
この点については事前に知らなくても実際に働きながら勉強していけば良い
ところでもあります。
ですが、少しでも事前に勉強しておくと、
他の人に比べて少しは余裕を持って仕事に慣れていくことが出来ますので、
訪問分野の保険制度について勉強しておくことをオススメします。
最低限、
「病院・クリニックからの訪問リハビリテーション」
と
「訪問看護ステーション勤務の理学療法士・作業療法士によるリハビリ」
は、
制度上、違うということだけでも覚えておきましょう。
訪問看護ステーションから訪問する場合は制度上、
「あくまで看護師の代わりに理学療法士・作業療法士が訪問する」
ため、
「リハビリ職が訪問しても訪問リハビリではなく訪問看護」
にあたります。
(実際にやっているリハビリの内容自体は、どちらも変わりありませんが)
理学療法士・作業療法士が訪問分野(訪問リハビリ、訪問看護ステーション)への初転職の【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
「そんなの当たり前だろ!」
と思う部分もあれば、
「気にしていなかった!」
という部分もあったのではないでしょうか?
今回はリハビリテーションの内容ではなく、
「訪問分野で勤務する上で押さえておきたい点」
をお伝えしました。
訪問への転職に興味がありましたら、是非、今回の内容を参考に転職活動をしてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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