殺菌・消毒・手洗い・うがい
最近の予防医学では様々な予防法を提案されています。
しかし、その行動は逆に病気になりやすい状況に追いやっているかもしれません。
最近の研究では、
幼少期に土や動物と触れ合って
細菌を体内に取り入れたほうが、
アレルギーや肥満になりにくいことがわかっています。
昔は泥にまみれて遊びまわっていたり
近くの小川に飛び込んで遊んだりと
様々な遊びをしていたと思いますが
最近はそのような光景も見なくなりました。
その理由としてもやはり感染のリスクや
怪我のリスクが取りざたされているため
過剰に敏感になっているのでしょうね。
『子どもの人生は「腸」で決まる』といわれています。
ドラッグストアなどで
手洗いやうがいの商品を見ていると
殺菌や消毒といった表示を見ることがあります。
それも一つや二つではなく、
かなり多くの商品で目に付くことがあります。
細菌は自分の体や家の中にはいないもの
いてはいけないものだけれど、
腸の中だけは特別に菌がいる、
というようなイメージを持たれるかもしれません。
しかし、これは大きな勘違いです。
口から消化管に入り込んでいった菌は、
腸で繁殖して腸内細菌叢をつくります。
消化管だけでなく、皮膚、そして喉や鼻などの気道は、
外界と通じている場所です。
こういった場所にはさまざまな細菌が生息していて、
大人1人には少なくとも数十兆個の細菌がいると言われています。
そして手にはたくさんの常在菌がいて、
その上に病原菌や汚れが付着していきます。
確かに、料理や食事の前には
手洗いをしっかりすることが必要です。
それでも手には、
少し菌が残っています。
菌を完全にゼロにすることはできません。
抗菌せっけんやアルコールフリーの除菌製品に配合されている
殺菌成分は、細菌を殺すためのものなので、
一般にウイルスには効果がありません。
病気を予防するためには、
殺菌よりもウイルスを洗い落とすことのほうがずっと大切なのです。
さらに、抗菌せっけんを使うことは、
耐性菌を生むリスクがあることも知られるようになってきました。
病気を予防する効果がないのに
耐性菌を生むリスクがあるならば、
抗菌せっけんを使わないほうがいいということになりますよね。
ではどうすればよいのか?というと
殺菌に力を入れるのではなく
前述したように物理的な汚れ、
ウィルスを洗い落とすことで予防すること、
そして食事をしっかりとることで腸内細菌を増やすことが重要のようです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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