こんにちは、EPoch IT 部の坂田です。
十年前ほど前は多くの人が CD プレイヤーや MD プレイヤーを使っていて、
MP3 プレイヤーなんてものは一部の PC マニアな人しか使っていませんでしたが、
現在では iPod、WALKMAN を始め、非常に一般的に普及しました。
音楽がより身近になったかに見える一方で、
権利関係の問題などで街頭や店先で
音楽の流れることが少なくなったことに加え、
2012 年 10 月に施行されたダウンロード違法化による購買層の萎縮が相まって、
結局のところ音楽業界の市場から客足が遠のく結果になりました (livedoor News)。
それでも、やはり生活と音楽は切り離すことが出来ません。
自宅に帰っても、時間泥棒のテレビの代わりに、
オーディオを掛けるというのが上流な過ごし方だと思います。
そして、どうせ聴くなら、少しくらいはこだわって
いい音質で聴きたいと考える方も居るでしょう。
スピーカーやイヤホンを買うのも一つでしょう。
15000 円のイヤホンを電気屋で試聴してみましたが、
それまで使っていた 2000 円のイヤホンとは比べ物にならないほど
迫力も音質も違うことに驚き、すぐに買ってしまったことがあります。
そしてその素晴らしさに魅了され、
もう元のイヤホンには戻れなくなってしまいました。
しかし、どれほどいいスピーカーやイヤホンを買ったところで、
再生する音楽ファイル自体が劣化していれば、
聞こえてくる音は濁り、音質は悪くなってしまいます。
驚くべきことに、Windows で音楽を再生すると音質が悪くなる
ということが判明しました。
【藤本健のDigital Audio Laboratory】第528回:「Windowsカーネルミキサーで音質劣化」を検証 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20121112_572414.html
以前からオーディオにこだわる人たちの間では、
よく言われてきた通説だったのですが、
今回それが立証されたというわけです。
リンク先の記事は色々と詳しすぎるぐらい書かれていますが、
簡単に言うと音楽が勝手に地ならしされるという現象です。
Windows 内の音楽再生のプログラミングが問題で、
仕様と言うよりはバグなんじゃないかと疑われるほどです。
この問題を回避するためには、Windows 固有のドライバを使用しない
オーディオプレイヤーを利用する必要があります。
Windows Media Player や iTunes なんかはダメなのです。
このプレイヤーに、このプラグインを入れて、
ASIO モードで再生しなければなりません。