あなたは誰かが転倒する場面を見たことがありますか?
患者様の転倒歴を聞いてみると、「歩いているときにこけたかなぁ」とお話をされていることが多いと思います。
しかしその多くは実は直進歩行のときではないのです。
方向転換のときが多いのはご存じでしたか?
- 患者様の歩行が安定しない
- なかなかうまく自立に持っていけない
- 何度も転倒を繰り返している
もしこのような患者様を担当しているのであれば、
ぜひこのブログを参考にしてみてください。
転倒しやすい患者様は方向転換時に着目すべき理由とは?
方向転換と聞くと、あなたはどのような要素を想像しますか?
私達が普通に歩行していて、方向を切り返す時は、片足に荷重をかけたうえで、そこから重心を超えてステッピング動作を行うと思います。
その時のステップ反応がきちんと出るかどうかは、患者様をきちんと評価しなければいけませんよね。
しかしながら、そのステップ動作がきちんとできているかは、
意外と理解できていないことが少なくありません。
実はステップ動作を行う際に必要な要素として、股関節にきちんと荷重できているかどうかが重要です。
そしてその上で、膝関節屈曲位での回旋運動がCKCでできるかどうかが重要なのです。
例えばイメージとしてはバスケット選手がボールをもって方向を変えるような動作ですね。
このようなシーンを見たことはありませんか?
このまま方向を変えようとするときの膝関節に注目してほしいのですが
このときに膝関節はACLとPCL、MCLやLCLによって保護されます。
その保護がきちんと行われるから膝関節は屈曲位でローテーションすることができるのです。
少し専門的な話をしましたが、このように膝関節の動きに着目して
きちんと荷重感覚を与えることができるかどうかってとても重要なのです。
転倒を予防するために必要な姿勢制御は起居動作から治療しよう
先日、歩行動作における姿勢制御について、セミナーを開催させていただきました。
確かに歩行と寝返り動作の関連性というものは
なかなか関連付けることが難しい問題だと思います。
しかしながら、要素を取り出して考えてみると、
意外と共通項があったりするものなのですね。
Aさん)予測的や反応的姿勢制御は前回の講義で大まかなことは理解できましたが、
具体的にどんな異常歩行が見られるとこの人は予測的姿勢制御の問題か?とか、
またこの歩容は反応的姿勢制御の問題と考えられるのか
例を挙げて頂けませんでしょうか?
先生)そもそも異常歩行自体が、誤った予測的歩行制御であると考えてます。
正常な筋緊張・可動性を得ることで、正常な歩行に近づけることが、
予測的姿勢制御を得るための治療であると思います。
また、患者様で、歩行中に次にどの足を出せば良いのか聞いてくる方がいます。
この場合も次の歩行が予測できない例と思います。
代償的姿勢制御(フィードバック系)は、
予測されない姿勢変化に対して姿勢を制御する方法ですので、
立位で予測されないように外乱を与えて、
足関節戦略・股関節戦略・ステッピング戦略などで、評価できると思います。
このように、エポックセミナーでは皆様のお悩みに
徹底的に向き合って答えてくださる先生方が数多く在籍してくださいます。
歩行動作におけるステッピングや姿勢制御のセミナーは
こちらで開催しています。
姿勢制御に必要な知覚・認知的アプローチ|歩行能力向上に重要な評価ポイント – エポックセミナー
あなたのご参加を心よりお待ちしております。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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