『痛み』という症状を理解する際に、組織学的推論(どの組織が痛みを拾っているのか)・力学的推論(どういったメカニカルストレスが原因となっているのか)をベースにすることが多く、その部分をしっかり押さえておけば大丈夫であると考えていました。
目から鱗!!『痛み』の3側面への気づき
『全部痛い!!』
手術した脚にセラピストが触るどころか、触ろうとするだけで・・・
『痛い!!』
どの組織が痛みを拾っているのかを調べようとするだけで・・・
『全部痛い!!』
こちらは『全部わかっていますよ』という顔をするのが精一杯で、内心は『ヤバい!!どうしよう・・・』とビクビク・・・
こんな経験ありませんか?
今まで私が理解していたのは、知覚 (痛みの部位・強度など)という側面が主で、認知(過去に経験した痛みの記憶・注意・予測など)、情動(痛みによって引き起こされる不安・抑うつ・恐怖)といった側面はあまり考えていなかった事に気づかされました。
『痛み』は現場だけではなく〇〇でも起こっている?
つまり、『痛み』の現場は目に見える所だけではなく目に見えない所(脳・脊髄)でも起こりうるという事を恥ずかしながら初めて知る事ができました。
今考えると評価・対応としては不十分ですが、その患者様は痛みなく自宅退院が可能となりました。
本当に感謝ですね!!
結果的には大丈夫だったこの患者様も病態によっては、私の浅はかな知識や対応だけでは改善せず慢性痛に移行してしまっていた事も考えられます。
ヒトの『痛み』については、まだまだ解明されていないこともありますが、分かってきていることも多くあります。
この『分かってきていること』をきちんと押さえておくことが、臨床では大切なことだと感じています。
本セミナーはこんなセラピストにオススメ
・少し心に余裕をもって痛みのある対象者に向き合いたい!!
・痛みの多面性を理解し、評価結果を基にした病態理解が行えるようになりたい!!
・対象者やその家族への接し方や指導をより根拠をもって行えるようになりたい!!
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