みなさんラグビーワールドカップは見てますか?
連日熱い試合が繰り広げられてますね。
ぜひ決勝トーナメントに出場してほしいものです。
頑張れニッポン!!!
さて、屋外で動いていれば、汗もかくしのどの渇きもすぐわかるのですが
意外と屋内での空調を調整されている環境下では気づかないものです。
脱水症状とは具体的にどのような状態で、どんな危険性があるのでしょうか。まずは脱水症の基本的な知識をお伝えします。
●脱水症とは
体の機能を保持するために重要な役割を担っている体液は、人間の体の約6割(高齢者の場合は約5割)を占めているとされ、血液・リンパ液・消化液などから構成されています。
体液は、体外に出ていく水分量・塩分量と、体内に補給する水分量・塩分量が同じくらいのときに、ちょうど良いバランスを保てています。
しかし、大量に汗をかいたり、発熱や下痢などの体調不良で水分が失われたりすることで、体内に必要な水分量と塩分量が十分でなくなる場合があります。そうした状態が脱水症です。
●脱水症の危険性
体液には、呼吸によって取り込んだ酸素や食物などから得た栄養素を体中に届ける働きがありますが、脱水症に陥っている場合は、この機能がしっかり果たされません。
そのため、軽度の脱水を放置しておくと、血管や内臓、脳などを正常に動かすために必要な酸素や栄養素が行き渡らず、思わぬ病気につながるおそれがあります。早めに適切な処置を施さないと、命にかかわることもあります。
また、脱水症は、糖尿病や排尿障害などの病気の予兆である可能性もあります。
こうした症状に自分で気づけるかどうかは
とても大切なことです。
自分の身体に意識を向けて、今どのような状態なのか
どのようにケアをしていかなければいけないのか
それを身に着ける術を学ぶのが30代からの課題ではないでしょうか?
では、脱水症状になってしまったらどのようにすればいいのでしょうか?
●軽度の場合
脱水症を起こしている人には、
十分な水分と、体の機能調節に必要不可欠な
ミネラル「電解質」を補う必要があります。
両方を効率的に摂取するには、
「経口補水液」を飲むのが良いでしょう。
経口補水液とは、水に食塩とブドウ糖を溶かしたもので、
水分と電解質の吸収を助けてくれます。
経口補水液ではなく普通の水で対応するなら、
1日に約2リットルの水分を目安に飲ませてください。
●中度の場合
脱水症の症状が現れてから4時間以内に、
経口補水液を、体重1キログラムあたり100ミリリットル飲ませます。
下痢がある場合は、1回排泄するごとに、
体重1キログラムあたり10ミリリットルを飲ませましょう。
嘔吐が見られる場合は、1回嘔吐するごとに、
吐いた量と同じ程度の経口補水液を飲ませる必要があります。
症状が落ち着いてきたら、軽度のときと同じように対処します。
●重度の場合
意識障害や体の痙攣が見られる場合は、
口からの水分摂取では間に合わない可能性があります。
自己判断で対応を行うと、命の危険もありますので、
点滴などの医療処置を受けるため、
すみやかに病院で医師の診断を仰ぎましょう。
少しでも今日からの生活に役立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。